ACLEAN(アクリーン)会計事務所は、「会計の力で経営をリーンに」をミッションとする会計事務所です。
今回は「健康経営」について、美ボディコンテストでの優勝経験を持つACLEAN会計事務所 代表公認会計士・税理士の辻がその重要性を語ります。

代表プロフィール

辻哲弥 代表公認会計士・税理士

辻 哲弥(つじ てつや)
ACLEAN(アクリーン)会計事務所 代表公認会計士・税理士。1998年愛知県一宮市生まれ。2017年愛知県立一宮高等学校卒業後、2018年公認会計士試験受験。2019年有限責任監査法人トーマツに同年最年少で入社し、製造業・建設業・不動産業・銀行・運送業・製薬業・IT・官公庁等、幅広い業種で延べ20社以上の監査業務に従事。2022年同法人を退社後、慶應義塾大学大学院法務研究科に入学。大学院で法律を勉強する傍ら、会計事務所にて税務を学ぶ。同年8月公認会計士登録(登録番号:42636)。同年9月税理士登録(登録番号:149486)、ACLEAN会計事務所設立、再生可能エネルギー電力会社のCFO就任。2022年9月美バ1グランプリ ビギナーズコンテスト優勝。同年12月に美バ1グランプリ日本大会にビギナーズチャンピオンとしてテレビ出演

会計事務所なのにボディメイクコンサル?

弊事務所では通常の税務の顧問を行うプランとは別に、ボディメイクコンサルを含んだ顧問プラン(ダイヤモンドプラン)を提供しております(詳細はACLEAN会計事務所HPをご参照ください)。これは我々が創業期の企業の財務状態のみならず、創業期における経営者や従業員の方々の健康が非常に重要なものだと考えるからです。
本記事を読まれているあなたも、度重なる休日出勤や深夜労働により体力をすり減らし続ける働き方をした経験、あるいは運動不足により体力が落ち、仕事への集中力に段々と衰えを感じる経験がおありではないでしょうか。私もありました。
実は病気や体の不調を抱えながら会社で働き続けることによる労働生産性の低下をコストとして捉えると、そのコストは実に従業員の医療費の4倍以上になることが研究で証明されています*1。従業員が全員健康でスッキリした状態で働けた方が体が悪い状態で働き続けるよりも生産性が上がるのは明らかですよね。そこで私は「健康経営」に目をつけ、会計税務のみならず、ボディメイク(私は美ボディコンテストでの優勝経験があるので)を通して健康面までまとめてサポートすることで、経営者の方々と共に創業期を走り抜ける力をつけようと考えました。

健康経営とは?

健康経営とは、「従業員の健康、医療の問題を経営課題ととらえ、経営戦略に位置付け、健康と生産性のマネジメントを同時に行う手法」のことを指します。簡単に言うと従業員の健康も会社の経営の要素として含めてしまおうという考え方ですね。健康経営が実際に従業員のパフォーマンスを上げるのに重要だと言うことは様々な研究からも明らかにはなっているのですが、じゃあ実際にどうやって健康経営をしようという話になると、私の知る限りではあまり研究も進んでおらず、実際の声としても経営者からやり方が分からないという悩みを頂くことがあります。それならまず私が健康経営の1つの在り方を示すことで、健康経営という文化をより浸透させていこうというのがボディメイクコンサルを提供するに至った経緯です。

筋力トレーニングによる健康上のメリット

筋力トレーニングの健康効果については、主に以下のようなものが挙げられます。(下記あくまで健康上だけのメリットです。筋トレは健康のほかにもメリットは多いです。)

  • 死亡率を下げ、健康寿命の延長が期待できる。
  • 糖分をエネルギーとするインスリンの感受性を強め、糖尿病リスクを下げる
  • 抑うつや心配、不安性といった精神疾患を改善し、ストレスを軽減。それにより睡眠の質が向上する。
  • 筋力トレーニングにより筋肉の成長、骨の成長、免疫機能の活性化、シワの減少などの効果を発揮する成長ホルモンが分泌され、アンチエイジングになる。
  • 筋力トレーニングの負荷によって骨が強くなり、骨粗鬆症の防止になる。
  • 脳内の血流増加や筋力トレーニングによるストレスホルモンの分泌により脳が覚醒し認知機能を改善する。
  • コレストロールを正常に保つ

ざっと上げただけですが、あなたにも十分にそのメリットの多さは伝わったかなと思います。特に死亡率に関しては、筋力トレーニングをしている人はそうでない人に比べて全死因における死亡率が23%低く、なかでも、がんによる死亡リスクは31%低いとの研究結果が発表されています*2 。また、65歳以上の高齢者のうち、筋力トレーニングを行っている人は、そうでない人よりも、全死因における死亡リスクが31.6%低いといった研究結果も発表されています*3。糖尿病についても、筋力が高い人は低い人に比べ糖尿病のリスクが13%低いことが明らかにされています*4
さらに、筋力トレーニングは、基本的に運動している時間のみしかエネルギー消費が期待できない有酸素運動とは異なり、筋肉量を増加させて基礎代謝を上昇させることができるため、万病のもとである肥満の対策としても効果的であると考えられます。

筋力トレーニングによる人間関係(ビジネス、友人関係、恋愛)のメリット

先には、筋トレの健康上のメリットを述べましたが、ここでは私が特に感じている筋力トレーニングによる人間関係(ビジネス含む)のメリットをピックアップします。

  • 見た目が改善し自信がつく
  • ハロー効果によりできるやつだと錯覚してもらえる

それではそれぞれ見ていきましょう。
まず見た目の改善について、筋トレをしメリハリのある体を作り上げることによって、シンプルな服でも着こなせるようになりますし、自信の源であるテストステロンホルモンの分泌が盛んになり自信が生まれます。人は自信がある人に魅力を感じますから、人間関係でメリットが得られるのは当然ですよね。 
次にハロー効果について、ハロー効果とは、「ある対象に対する印象や評価が、その見た目や特徴に左右されて歪められてしまう現象(ここでは良い意味と捉えてください)」という効果です。
ボディメイクをできるような人は、それだけ健康意識が高く、かつ努力を継続できる人、そしてさらにタイムマネジメントをしっかりでき、さらに生活にゆとりがある人が多いです。したがって、ボディメイクをしてさえいれば、それだけの資質を兼ね備えていると判断してくれる(錯覚してくれる)人が多いのも頷けますよね。このハロー効果が、人間関係を作っていく上でかなりアドバンテージになるのではないかと考えています。

ACLEAN会計事務所は戦うあなたの健康経営をサポートします。

実は、ACLEANの”LEAN(リーン)”には”筋肉質”という意味が込められています。
ACLEAN会計事務所で財務とお客様自身の「健康」両方を保ち、共に強固な会社を作り上げていきましょう!

[出典]
*1:津野 陽子・尾形 裕也・古井 祐司(2018)「健康経営と働き方改革」『日本健康教育学会誌』26巻3号,p.291-297
*2:E. Stamatakis, et al. "Does Strength-Promoting Exercise Confer Unique Health Benefits? A Pooled Analysis of Data on 11 Population Cohorts With All-Cause, Cancer, and Cardiovascular Mortality Endpoints", American Journal of Epidemiology, Volume 187, Issue 5, May 2018, Pages 1102–1112, https://doi.org/10.1093/aje/kwx345
*3:J. L. Kraschnewski, et al. "Is strength training associated with mortality benefits? A 15year cohort study of US older adults", Preventive Medicine, Volume 87, 2016, Pages 121-127, https://doi.org/10.1016/j.ypmed.2016.02.038.
*4:Tarp, J., et al. "Cardiorespiratory fitness, muscular strength and risk of type 2 diabetes: a systematic review and meta-analysis". Diabetologia 62, 1129–1142 (2019). https://doi.org/10.1007/s00125-019-4867-4