こんにちは。代表公認会計士の辻哲弥です。本記事では公認会計士の独占業務である監査について解説していこうと思います。よろしくお願いします!

あなたは、公認会計士の行う“監査”と聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか?おそらく、監査という言葉から、なんとなく何かをチェックする仕事くらいのイメージの方多いと思います。(チェックという認識は正解です!)
では、公認会計士が独占業務として行う“監査”とは、「何を」「なんのために」チェックするのか。
この記事を読んで少しでもイメージを持ってもらえたら嬉しく思います!

この記事を読めば、資本主義経済社会のインフラである“監査”について、ざっくり説明できるようになるでしょう!

【結論(ここだけ理解できればOK!)】

決算書(✳︎)は企業が自分で作ったものだから、事実を適切に反映させたものであるかわからない…。(嘘ついてるかもしれないってことです!)
→その判別ができる第三者(公認会計士)のお墨付きがあれば、安心できる!
→そのお墨付きを与えるのが“監査”!!
(決算書の内容が事実だとわかっていれば、投資家は安心して投資できますよね?だから、“監査”は資本主義経済のインフラと呼ばれているのです!)

(✳︎)決算書…企業の成績を示す通知表のようなもの。企業が自ら作成する。
では具体的に、“監査”がどのようなものなのか、見ていきましょう!

監査の定義

一般に、監査とは、ある事象・対象に関して、遵守すべき法令や規程などの規準に照らして、業務や成果物がそれらに則っているかどうかの証拠を収集し、その証拠に基づいて、監査対象の有効性を利害関係者に合理的に保証することです。
なお、“監査は”公認会計士又は監査法人(主に公認会計士によって形成される組織)にのみ実施が許されている独占業務です。

監査の目的

投資家が、嘘の情報を含む決算書によって、誤った投資意思決定をするのを防ぐこと。
すなわち、投資家保護が“監査”の目的です。

監査の対象

企業等の作成した決算書

どのように行われるのか

監査は数値の分析や、帳簿と取引根拠資料との参照、関係者へのヒアリング等によって行われます。
(あまりにも専門的になってしまうので、詳細は割愛します。)

公認会計士の責任

あくまで決算書が適切に表示されているかをチェックすることであり、一定の場合を除き、不正を見つけること自体には責任はありません。
 しかし、“監査”の目的は、先に述べた通り投資家保護なので、不正や不適切な表現があれば、修正を促すことが求められています。(そのような場合でも、修正するかどうかは監査される側が決めることであり、強制力があるわけではないです。)

まとめ

“監査”とは、投資家を嘘から守るための制度
“監査”行われることで、公認会計士という数字のプロにより、決算書に嘘がないことについて合理的(現状では、保証の水準を100%にすることはできないので“合理的”という表現をしています)な保証がなされます。
現代を生きる私たちは、常に企業のサービスを受けており、企業のサービスが受けられなくなってしまえば死活問題ですよね?
投資家による投資によって、企業の活動が行われていることを考えると、投資家の投資の前提となる(決算書が嘘だったら…?と考えると安心して投資できないから)“監査”は非常に社会的意義のある仕事ですよね!


以上、“監査”についてのご説明でした!
本記事を読んで、なんとなく“監査”についてイメージもっていただけましたでしょうか?
また、少しでも“監査”についてご興味もっていただけていたら嬉しく思います!

最後までお読みいただきありがとうございました!